顎関節症
このようなお悩みはありませんか?
- 口を開けたときにガキっとなる
- 口を開けたときに変な音が鳴る
- 食べ物を噛む時に痛みがある
- 口が開け辛い
- ハマってないような感覚がある
顎関節症とは、「顎(あご)に痛みがある」「顎がスムーズに動かない」など、顎の関節の周りが何らかの要因で痛みや機能低下を引き起こしている状態のことを言います。
ひどくなると頭痛や吐き気が出てきたり、食事や会話が全然できないほどの顎の痛みが出てくるなど日常生活に支障をきたしてしまいます。
一生の間で、日本人の二人に一人は顎関節症を経験すると言われており、特に女性の方に多くみられ、年々若年化しているのが現状です。
女性に多い理由としては、筋肉の緊張やストレスに対して感受性が高いこと、靭帯がやわらかく伸びやすいため、ちょっとした負担で関節がずれて症状が起きやすいことなどがあげられます。
大きく口を開けた際に外れる場合が多く、欠伸(あくび)や食事をしている時に外れることもあると言われており、口を開けると顎が痛かったり、「ポキッ」や「ガクッ」と音がなったりする場合には、「顎関節症」の可能性がありますので早めの受診をお勧めします。
顎関節症になる原因
顎関節症に罹患する方は近年急速に増加しており、その理由として考えられるのは食生活の変化です。
昔はたくわんなど咀しゃくに時間を要する固い物が日常の食卓に溢れていました。
しかし、近年は固い物をあまり食べなくなり柔らかい物が多くなったお陰で顎が弱くなっている事が関係していると言われています。
顎関節症の原因はそれだけでなく、精神的ストレスや疲労を蓄積させる生活習慣、かみ合わせの異常などが挙げられます。
直接的には歯ぎしりや食いしばりによる影響がもっとも大きいと考えられます。
顎関節症の原因をまとめてみると次の7つです。
- 下顎骨(顎の骨)の位置がずれる
- 噛み合せが悪い
- 咀嚼筋(噛む筋肉)のバランスの悪さ
- 関節包や靭帯のバランスの悪さ
- 関節円板のずれ
- 関節が変形
- 骨盤や背骨など、姿勢や体のゆがみ
実は、顎関節症は自律神経失調症やうつ病、心身症とも関連が深いものです。
顎の状態が気になると、精神的にもストレスになります。通常の顎関節症は、複数の原因が関係しており、対処が難しいとされているので、 歯科や口腔外科に行っても治らない方は、ぜひご来院ください。
顎関節症の症状と対処法
顎関節症の症状は体全体に色々と出てきます。
例えば、肩こり・めまい・耳鳴り・頭痛・吐き気・不眠症などで、放置しておくと内臓機能低下・自律神経失調症やうつ病などに発展していくことが多いです。
その理由は、顎が噛む力というものは人体の中で一番強く、顎関節は頭蓋骨と関節をなしているので顎関節のゆがみが噛む力によって頭蓋骨に伝達され、頭蓋骨までゆがませてしまうからです。
顎関節症の症状として挙げられるのが次の4つです。
- 顎が痛む
- 口が大きく開けられない
- 顎を動かすと音がする
- かみ合わせに違和感がある
口を開け閉めした際にポキッ、ガクッと音が鳴る(クリック音)場合、面白がってポキポキ鳴らすと顎に負担がかかり症状が悪化する恐れがあるので注意して下さい。
対策としては、顎関節症は顎の左右を同じように使っていないことが原因なので、食事の時には必ず左右の歯で同時に噛むようにしてください。
また、顎は首と連動して動いています。
テレビを横に見ながら食事をするのは顎にも首にも負担をかけるので止めましょう。
顎関節症の初期は常に痛みがあるわけではないため、「これぐらいは大丈夫」と放置しがちです。
その結果、気が付かないうちに徐々に悪化し顎関節部の痛みだけでなく頭痛や肩凝り・首の痛みなど、顎に近いところから症状が広がり、更には腰痛や足の痛みを始め全身に問題を引き起こしてしまうことがあります。
顎関節症施術の開始時期の目安として、顎が左右にゆがんでいる、かみ合わせが悪い感じがする、顎の部分に違和感がある、このような症状が現れてきたら受診することをお勧めします。